膝の大怪我!不幸の三兆候(アンハッピートライアド)とは?
みなさんこんばんは!
木曜日の松井です(^^)
今日は膝の外傷のうちで最も重いケガ「不幸の三兆候(アンハッピー・トライアド)」の話をさせてもらいます。
スポーツには外傷がつきものですが、とくに膝は構造的にも機能的にも受傷しやすい部位になります。
膝の外傷のうち最も最悪とされるのが、不幸の三兆候と言われる複合損傷です。
【どんなケガが複合したものか?】
・前十字靭帯損傷
・内側側副靱帯損傷
・半月板損傷
この3つのケガが複合したものを「不幸の三兆候」というのです。
前十字靭帯とは?
膝関節内にある靭帯で大腿骨(太ももの骨)に対し脛骨(スネの骨)が前方へ滑り出すのを抑制し関節を安定させたり動きの制御をしています。
内側側副靱帯とは?
膝関節の内側を補強する幅広い靭帯で脛骨の回旋を抑制したり膝の外反不安定性(膝が内側に入る動き)を防止する靭帯です。
半月板とは?
膝関節内の繊維軟骨で関節接触面の安定性を増大させ、膝にかかる負担を分散・吸収する機能を持ちます。
これらの組織が同時に受傷した状態が不幸の三兆候というわけなのです。
これらの組織は同じ方向への負担で受傷しやすいために同時に受傷することがあるのです。
【どんな負担により受傷しやすいのか?】
つま先が外側を向いている状態で、膝が内側に倒れ、かつ回旋が加わった時です。
・タックルなどによる接触性の要因
・ジャンプや急激な方向転換による非接触性の要因
があります。
このような動作・負担により強く傷めてしまった場合は要注意です!!!
ひとつひとつ単独で損傷した場合でも状態によっては手術療法が必要な場合もありますし、これらが複合した場合でスポーツ復帰を目指す場合は手術療法が必要になります。
単独の損傷で軽度の場合は保存療法で回復するものもあるので見極めが大切です。
不幸の三兆候はスポーツ選手にとっては選手生命にかかわります。
リハビリテーションからスポーツ復帰まで考えると1年〜2年かかることが多い大変な症状ですが、しっかりした処置とリハビリテーションにより競技に復帰し第一線で活躍されるアスリートの方も多くみえます。
外力による受傷は予防することは難しいですが、身体の柔軟性の維持や、コンディション調整など、少しでもケガをしにくい身体作りが大切ですね!
下に膝関節の支持組織の写真を載せておきますね!
木曜日の松井です(^^)
今日は膝の外傷のうちで最も重いケガ「不幸の三兆候(アンハッピー・トライアド)」の話をさせてもらいます。
スポーツには外傷がつきものですが、とくに膝は構造的にも機能的にも受傷しやすい部位になります。
膝の外傷のうち最も最悪とされるのが、不幸の三兆候と言われる複合損傷です。
【どんなケガが複合したものか?】
・前十字靭帯損傷
・内側側副靱帯損傷
・半月板損傷
この3つのケガが複合したものを「不幸の三兆候」というのです。
前十字靭帯とは?
膝関節内にある靭帯で大腿骨(太ももの骨)に対し脛骨(スネの骨)が前方へ滑り出すのを抑制し関節を安定させたり動きの制御をしています。
内側側副靱帯とは?
膝関節の内側を補強する幅広い靭帯で脛骨の回旋を抑制したり膝の外反不安定性(膝が内側に入る動き)を防止する靭帯です。
半月板とは?
膝関節内の繊維軟骨で関節接触面の安定性を増大させ、膝にかかる負担を分散・吸収する機能を持ちます。
これらの組織が同時に受傷した状態が不幸の三兆候というわけなのです。
これらの組織は同じ方向への負担で受傷しやすいために同時に受傷することがあるのです。
【どんな負担により受傷しやすいのか?】
つま先が外側を向いている状態で、膝が内側に倒れ、かつ回旋が加わった時です。
・タックルなどによる接触性の要因
・ジャンプや急激な方向転換による非接触性の要因
があります。
このような動作・負担により強く傷めてしまった場合は要注意です!!!
ひとつひとつ単独で損傷した場合でも状態によっては手術療法が必要な場合もありますし、これらが複合した場合でスポーツ復帰を目指す場合は手術療法が必要になります。
単独の損傷で軽度の場合は保存療法で回復するものもあるので見極めが大切です。
不幸の三兆候はスポーツ選手にとっては選手生命にかかわります。
リハビリテーションからスポーツ復帰まで考えると1年〜2年かかることが多い大変な症状ですが、しっかりした処置とリハビリテーションにより競技に復帰し第一線で活躍されるアスリートの方も多くみえます。
外力による受傷は予防することは難しいですが、身体の柔軟性の維持や、コンディション調整など、少しでもケガをしにくい身体作りが大切ですね!
下に膝関節の支持組織の写真を載せておきますね!