『ばね指』について


こんにちは。水曜日担当の下宮です。


最近花粉が飛んでいるのか、
花粉症の僕の鼻がムズムズしてきました。



今日は
『ばね指』について紹介します。



ばね指とは?


指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。



手を握ったりする強い力を発揮する
筋肉は前腕にあり、その力を腱が伝えます。




その通り道で指を曲げる屈筋腱が
浮き上がらないように押さえているのが
靱帯性腱鞘と呼ばれるものです。


丁度、その構造はベルトとベルト通しの
関係に似ています。




この靱帯性腱鞘は指の部分にありますが、
それが終わる指の付け根付近に力がかかり
炎症を生じやすいところがあります。


その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし
"腱鞘炎"になり、
さらに進行すると引っ掛かりが生じ
ばね現象が起こります。



これを"ばね指"と呼んでいます。



症状


指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で
炎症が起こると、
"腱鞘炎"になり腱鞘の部分で腱の動きが
スムーズでなくなり、指の付け根に
痛み、腫れ、熱感が生じます。



朝方に症状が強く、日中は使っていると
症状が軽減することも少なくありません。

進行するとばね現象が生じて
"ばね指"となり、
さらに悪化すると指が動かない
状態になります。



原因


更年期の女性に多く、妊娠出産期の
女性にも多く生じます。

手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。

糖尿病、リウマチ、透析患者にも
よく発生します。


母指(親指)、中指に多く、
その他の指にもよくみられます。




病態



指の使いすぎによる負荷のため、
動かすたびに摩擦のために炎症が進み、
腱鞘が肥厚したり、腱が肥大し、通過障害を起こすために一層症状が悪化します。




当院での治療


微弱電流により傷めた組織の修復を促し、
炎症を鎮め、回復を早くします。




指は毎日使いどうしても負担がかかり
時間がかかりますが、
必ず良くなる症状ですので
まずは当院へお越しください。



インフルエンザだけでなく風邪も流行っているようなので体調管理に気をつけてくださいね!